テレビドラマ「いま、会いにゆきます」 [趣味・嗜好]
「いま、会いにゆきます」
市川拓司氏の、100万部を超えるベストセラー小説だ。映画化もされている。それのテレビドラマ化。TBS夜9時からの放送、第一回目を見た。今後を期待させる内容だった。
そこで考えているのが、原作を読もうかどうしようか。
奥田秀朗氏の直木賞受賞作にして、映画化もされている「空中ブランコ」
やはりテレビドラマを見て、楽しめる内容だった。で、これも原作を読もうか思案していたのだが。
ブログ上で親しくさせて頂いている、kenskishさんから強く勧められたので「イン・ザ・プール」ともども読んでみた。
結果は、これがすごく面白かったのだ。ドラマとは、主人公・伊良部一郎のキャラクターもストーリーも当然違いがあるのだが、両方とも楽しめた。
kenskishさん、改めてありがとうございました(ちなみにkenskishさんのブログへは、読んでいるブログ「Silence of Qasr Ibrim」からどうぞ)。
この経験だけならば、当然「いま、会いにゆきます」も買いなのだけれど……。
実はその前に、失敗した経験がある。
それは「世界の中心で、愛をさけぶ」
ご存じ、片山恭一氏の300万部を超える大ベストセラーだ。もちろん、映画化もされている。
これも昨年の夏、先にテレビドラマを見た。主人公サクやアキに限らず、登場人物全てに渡る心理描写の妙。細部に至るまで、細やかにして丁寧な作り込み。深く感銘を受けたので、放送途中で迷わずに原作も読んだのだが……。
結果は、ガッカリだった。サクの視点から書かれている為、どうしてもアキの心理描写が弱い。他の登場人物も、なおざりな印象。ストーリー全体もスカスカで、長いあらすじを読まされているような感じだった。
あくまでも私の個人的な感想なので、この小説のファンの方、ご容赦下さい。
というわけで「いま、会いにゆきます」 原作を読もうかどうしようか、迷っているのである。
ジャンルで言えば、やはり「空中ブランコ」より「世界の中心で、愛をさけぶ」の方が近いわけだから。
話題にはなっていたし、気にもなってはいたのだが、経済的に楽ではない現状、1575円は大きい。
まぁ、テレビドラマも始まったばかりだし、今後どのような展開になるかも分からない。もう少し見た上で、判断する事にしようか。
でもドラマが楽しめたからと言って、原作も気にいるとは限らない。前例の事もあるし。大いに悩ましいところだ……。
という事で、当分は様子見です。
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by 新ドラマ情報局:テレビドラマが面白い (2007-07-19 03:26)