言葉を綴る

　kenskishさんがご自身のブログで、書く事が好きとおっしゃっていた。
　そこで私、はたと気がついた。
「自分はどうなの？　書く事が……」
　実は、あまり好きではない。

　まずは、思った事、考えている事を言葉にする、更には文章にする。これは非常にしんどい。自分の表現力を棚に上げて、
「思いや考えを正確に表現するには、言葉が足りない」
　なんて、嘆いてみたりする。

　それから、面倒臭い。その上で、完璧主義なところがある。面倒臭がりの完璧主義者。これは結構厄介だ。
　言いたい事が表現出来ているか。言葉の端々まで正確であるか。何度も何度もチェックする。これで完璧、そう思う事はない。面倒臭いから、どこかで妥協して良しとしているわけだ。それが嵩じてくると、書く事自体が面倒臭くなる。

　それでは、なぜに書いているのだろう。
　ブログだけではない。小説なんぞという、ある意味もっと厄介なものまで。
　表現したいからなのかな。主張したいからなのかな。それには言葉が、一番身近で手っ取り早いからなのかな。
　分からないけど。もしかしたら、結構好き……なのかも知れない。

コメント 8

こんばんはー。
＞実は、あまり好きではない。
え～本当なんですか？
小説をお書きになってらっしゃる方って実はそんなものなんですかねえ？
おどろき。

でも僕も書き始めた頃は妙に几帳面な部分がありましたけれど。
今はとにかく書いてる。ので、後から文法的にもおかしいのはちょくちょく発見するのですが、性格でしょうか、全く気にしません（笑）
推敲に推敲を重ねてようやくUPなんてしません。
間違ったら後で直せばいいジャン～、の気持ちで、
最悪どなたかに指摘されたらラッキーくらいの気持ちで書いております。
小生意気な意見で気分を害されたら申し訳ないのですが、僕が文章を書く
６割に読む方が４割の想像力で補完してよねって思ってます。
そんな了見ですから、記事にまあ重みはないですよね・・・、薄っぺらいですよねぇ・・・って、この自嘲すら開き直ってるくらいの私でございます。

まあ僕の場合、明らかにバカブログを目指してる点でeikoh さんとは
タイプが異なるのでしょうけれど。
色々と失礼な事を申し上げました。
ではおやすみなさいまし。
by kenskish (2005-09-13 03:28) 

eikohさま
みなさん、明け方まで起きていらっしゃるのですね。驚きです。
「パソコンで文章がうまくなる！」鐸木能光著（青春新書）、大して考えもせずに買ってしまいました。ブロガーがこれだけ増えるのは、それだけ文章を書きたい人が増えたということで・・・と言うような前書きのあと、いろいろ文章講座風に説明がありました。「ブログはいい文章修行である」いつかコメントで書いたような記憶のある一文がありました。
「もしかして、」ではありません。書くことがお好きなのですよ。他人の目を気にせずに書きましょうよ。推敲を重ねるのは、読み手を意識する小説やエッセーだけにして、ブログは書き流していいのではないでしょうか、kenskishさんの図太さ？を見習って。「読者に想像させる部分を残しておきなさい。貴女の文章は説明のし過ぎです」翻訳を教えて下さった先生の教えです。
by okko (2005-09-13 10:00) 

kenskishさん、そしてokkoさん。コメント、ありがとうございます。
一応、お二方それぞれへ向けてお返事を書いてはおりますが、共通して申し上げたい事でもありますので、合わせてお読み下さいませ。

kenskishさん
ようこそ。そして、ありがとうございます。
kenskishさんの場合、敢えて読み手に想像させると言うか、好奇心をそそるような上手い書き方をしてますでしょ。記事そのものでキャッチボールするような、面白い独特なやり方。
私も、間違いを指摘される分には一向に構わないんですね。ただ、意図するところを、なるべく正確に伝えたい。誤解されるとそれはそれでまた面倒なので、それなりにチェックします。特に、自分の考えや意見を主張している、幾つかの記事。これは、異論、反論も含めてコメントを募っているので、曖昧には出来ないんですね。こちらの意図をきっちり明確に言い表しておかないと、例えば議論に発展するにしても、失礼になりますので。
それ以外。例えば、日記調の記事やネコの事等は、気楽に書けるんですが。やっぱり、チェックは入れてしまいます。性格だから、仕方ないんでしょうねぇ（苦笑）。
失礼なんてとんでもない。kenskishさんの、ブログに対するスタンスみたいなものが分かって、参考になりました。

okkoさん
ありがとうございます。そうですね。やっぱり、表現する事が好きなんですね。それには言葉、文章がもっとも身近にある。でなければ、３００枚を超える長編小説を、幾つも書く気になりませんものね。ただ、思いや考えが上手く言葉にならない時に、歯がゆい思いをしてしまい、それがしんどいんです。
読んで貰う事を前提にブログをやっているので、なかなか人の目を意識しないというのは難しいですが。日記やネコ、趣味嗜好、思い出等、軽い記事は、仰せの通り書き流していきましょう。
by えいこう (2005-09-13 22:54) 

私も文章を書くのは好きではないはずでした。
学生生活は、ずっと理系で過ごしていたのですが、blogが流行っているからという理由で始めて、段々とはまってしまった人間です。頭の中で思ったコトを、ぼんやり思うだけでなく、ちゃんとした文章として残すことの大切さ＆面白さに気づいたのだと思います。
最近、今の仕事を辞めてライターに転職したいな…なんて考えたりもしますが、そこまで文章力に自身が持てないのが残念。
by えむぬま (2005-09-13 23:33) 

「書くことは失語症になってからがホントのスタート」なんて言うみたいですね。
だらだらブログのタマゴは、その遙か手前にいるわけですけど。
常日頃、「eikohさんの爪の垢でも煎じて飲め」と友人に言われているタマゴ、
eikohさんの精密な表現を追求される真摯な姿勢に敬意を表します！
by 温泉たまご (2005-09-13 23:45) 

えむぬまさん
コメント、ありがとうございます。確かに、文章という形になると、充実感や達成感がありますね。その過程は、しんどかったりしますが。だから私も、書く事をやめられないのでしょう。

タマゴさん
あなた。トボケたふりして、さり気なくインテリさんに変身したりしますからなぁ。いや、マジで。ついて行けなくなる事、しばしばです。でも、無理矢理にでもコメントしてやるぞ。
by えいこう (2005-09-14 00:00) 

私はブログだけでも、同じ気があります。
書きたいことはどんどん浮かんでくるのに、言葉にしてちゃんと伝わるか、文字にして誤解を招かない表現か。。。１つを書き終わるまでに相当悩みます。悩んでいる日にちが過ぎて下書きのまま終ってしまうものもたくさんあります。
文字で表現するのって難しい。
美味しい物を食べて美味しい顔をする方が簡単だな（笑）
by 菊蔵 (2005-09-14 13:31) 

菊蔵 さん
やっぱり、同じ思いなんですね。文字で表現するのは、本当に大変です。でも、納得いく文章が書けた時は、達成感、満足感もありますよね。こちらへコメントして下さった皆さんの意見を参考に、お互い図太く頑張りましょう（微笑）。
by えいこう (2005-09-14 21:17)